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英語を学ぶには最低限の日本語のコミュニケーション力が必要。目標は日韓英語のトリリンガル!

作成者: admin|2018.06.13

お仕事は何をされていますか?
日韓通訳のお仕事をしています。
なぜセブ島留学に来られたのですか?
昨年夏にセブ島留学を経験した知人から英語の勉強をするならセブ島留学が良いと勧められて、格安でレッスンが受けられるし、場所を選べば十分満足出来ると聞いていました。
その上、先生の質も高いと聞き、興味を持ったのがきっかけです。
彼は日本の高校の英語教師ですが、セブ島人の先生から学ぶことがたくさんあったと言っていましたよ。
日本人の中には、セブ島人の英語は第二言語で訛りが強いと指摘される方も中にはいらっしゃいますよね。
でも実際、先生の英語アクセントはアメリカに近いですし、優秀で私も日々勉強させられています。
私が思うことは、セブ島に英語を学びに来て、先生に全てお任せという訳ではなく、結局は自分で自分を変えないといけないんですよ。
いくら良い内容の話をしたとしても、英語の発音が良くなければそれは英語に聞こえないしね。
留学に来ても受け身でいては、英語は一向に伸びません。
自ら積極的に学習し、その中で弱点を見つけ、軌道修正することが大事だと思っています。
ミライズ留学は本当に熱心な先生ばかりで、最後まで全力で良い方向へ導こうとしてくれてとても助かりました。
ミライズ留学はどのようにして見つけられましたか?
ネットで『社会人』というワードで検索し、ミライズ留学を見つけました。
英語学習に集中したかったので、学生達ではなく大人達の集まる学校に通いたかったんですよ。
学生が多いと友達作りを目的とした人達が多いイメージがあり、私には向いていないと感じていました。
また、大人達が自己啓発や更なるスキルアップの為に英語学習をするという環境に凄く惹かれ、ミライズ留学に決めました。
気付いた点ですが、英語はコミュニケーションにおける1つの方法じゃないですか。
よりコミュニケーション力を使って仕事をする為には、社会人としてもコミュニケーション能力を付けてから来るべきですね。
理由は、宝の持ち腐れになるからです。
英語がいくら出来る人でも日本語でコミュニケーションが上手く出来なければ、英語でも結局、会話は上手く出来ないというのが私の考えですね。
例えば、社会人として挨拶をするのは当たり前のマナーなのですから、きちんと人としてのマナーを身に付けていないと、どこの国へ行っても困るのは自分ですよね。
内藤さんの意見に私も同感です。
もちろんどこへ行っても挨拶が出来ないと恥ずかしく感じますよね。
他の国の人々に比べると日本人は挨拶を他人にする機会が少ないのかな、と感じています。
今後は、英語をどのように生かしたいとお考えですか?
仕事において、一緒に働く人達が若年層になるにつれ、英語を話せる人が増えてきています。
英語に加え、第三言語が話せる人も珍しくありません。
そうすると、色んな言葉で話す通訳士達が集まった際に皆、英語で話しだします。
クライアント、上司も英語を話します。その中で、スムーズに英語を使いコミュニケーションをとりたいですね。
なるほど。内藤さんは私の中では卒業式のスピーチでもスラスラと英語を話されていましたから、特に英会話に困られていないと思っておりましたが、言葉を使いこなすお仕事をされていますのでその分求められるレベルも高くなるのですよね。
そうです。雰囲気でぼんやり英語話すというのはご法度ですね。
この職業ではやはり日本語での文章力が問われていると思います。
日本語力がしっかりあれば、わからない英単語があったとしても調べて何とか文章が出来上がるじゃないですか。
通訳の世界でも、第二言語がよく話せる人が通訳士試験に落ち続けるというのはよくあることですよ。
そういう人はまず日本語の文章力が足りないのだと思います。
そうなのですね。やはり内藤さんは試験の為にかなり勉強されましたか?
はい、それはもう死ぬ程勉強しましたよ。
学術的なことをレポートにしたり、文章構成を考えたりというのは本当に文章力が問われますね。
皆さんお仕事によって目的や必要なものはそれぞれ違うとは思いますが。
今後は日本を拠点にしてお仕事をされるご予定ですか?
今後も日本と韓国を行ったり来たりします。
そうそう、何と韓国ではTOEIC800点以上ないと人間じゃないと言われているんですよ。
日本に比べて韓国は英語教育のレベルが高いと感じています。
大学を卒業した人は大体皆さん、英語を上手に話しますよ。
確かに。私も何人か韓国人の友達がいますが、発音は少し韓国アクセントがあるものの知識が凄く多いんですよ。
それって確かに英語教育が発展しているからだと思います。
内藤さんは韓国に長い間住まれていましたが、韓国で英語を勉強する機会はございましたか?
いえ、それが全然なく、高校生以来英語学習はしておりませんので高校レベルで英語力が止まっています。
今こちらで英語を勉強し始めて、多少思い出して来たところですね。
語学学習において、やはり継続が大事ですよね。
一旦やめてしまうと忘れてしまいますから。
今ではオンラインクラス等、どこにいても授業を受けることが出来る環境があるので、何かしらの方法で続けることをオススメします。
私も以前留学した際、その後日本に一時帰国しましたが、少し期間が空いてしまった為にだいぶ英語を忘れてしまい、語学学習において継続することが1番大事なのだと気付きました。
そうですよね。私の場合、韓国語、日本語に加えて英語が頭の中で混ざってしまいます。
なるほど。複数の言語が話せる人の背景にはそういった問題もあるのでしっかり言語をコントロールしなければならないところが難しいように感じます。
話は変わりますが、実際ミライズ留学のレッスンを受けてみてどのように感じられましたか?
私が1番良かったと感じているのは英作文を作るレッスンですね。
論理立てて文章を作る練習が毎日出来、これは仕事に活かせるのでとても良かったです。
ミライズ留学を卒業後もずっと継続していこうと思っています。
自分なりに文章を書く中で知らない英単語や接続詞等があれば調べて、どんどん新しい知識が付いていくので英作文の練習をすることは英語学習において凄く良いことだと思います。
なるほど。内藤さんはやはり言葉を扱うご職業なだけあって、文章作成は凄く得意かと思いますがそれでも難しいと思うことは多々ありますか?
もちろんありますよ。
もしかしたら日本人は欧米に比べ、個人の想像力を伸ばす機会が少ないかもしれないですね。
知人に聞いた話ですが、アメリカに留学した際に、宿題でA4の紙20枚に自分の想像から小説を書かされたそうですよ。
個人が持っているクリエイティブな部分を引き出すことの重要性を感じましたね。
それは凄いですね!
なかなか日本ではそのように頭の中のイメージを書き出すといった機会は少ないと思います。
少なくとも私個人の経験上では小説を書いたことはありません(笑)。
フィリピン人の先生達はたくさんアイデアを持っており、毎日驚かされます。
フィリピンの子どもの頃からの教育が関わっているのかもしれませんね。
例えば人と違う考え方や奇抜な意見って日本人には少ない気がします。
ちなみに、内藤さんは今回4週間のセブ島留学でしたが、来られた時に比べてどれくらい変化を感じられていますか?
相手に言いたいことを伝えられるようになりました。
そして1番良かったと感じていることはレポートを書く力が付いたことです。
次にグループレッスンの中で練習させてもらったプレゼンテーションのおかげでプレゼンテーション力が付いたことですね。
やってみて、意外と出来るのだと気付くことも出来ました。
なるほど。日本に住んでいると英語を話す機会はあまりないですもんね。
フィリピンに来て自分の可能性に気付くこともあるかと思います。
何でも挑戦してみるべきですね。
ちなみにお仕事上、お話をされる機会が多いかと思いますが人前で話される機会は今までにもございましたか?
はい、記者会見の場で通訳士として大勢の記者の前で通訳をすることはありましたよ。
いかに早く聞いたことを要約した上で翻訳出来るかが求められますよね?
そうですね。
それよりも記者会見する側の人のイメージが良くなるように心がけていました。
例えば少しでも暗い話し方をするだけで、その人の印象が悪くなってしまうでしょう。
そんなに良いことを言う訳ではなく、特色等を良い表現で伝えることが大事ですね。
それでね、たまに記者から英語の質問が来るんですよ。
その時対応出来るように、私と別に英語の通訳士も一緒にいるんです。
だから今後の目標は、英語の通訳士なしでも私1人で日韓、日英の通訳が出来るようになることです。
今のお話を聞いて、内藤さんのプロ意識が伝わってきました。
今後はトリリンガルになられるのですね。
高い意識を持ち、バリバリ働かれている姿は本当にかっこいいです。
努力は尽きませんが複数言語を話せるようになることでご自身の選択肢も増えますし、スキルアップに繋がりますね。
今回は4週間ミライズ留学でセブ島留学されましたが、この期間でどのような変化を感じられましたか?
主にライティング力とプレゼンテーション力が付いたと感じております。
そしてそれらは私が1番身に付けたいと思っていたので、今は大満足しております。
ご満足して頂けて良かったです。
4週間という期間は短く感じられましたか?もしくは長く感じられましたか?
この4週間で、ようやく英語で会話が出来るようになってきたので、私はこれからだと思っています。
後2ヶ月(合計3ヶ月)あればもっと英語力の伸びを実感出来ると思いますし、学んだことをしっかり記憶出来る時間を設けられると思います。
そうですね。セブ島留学を終え帰国されてからも、1日1回は何でも良いので英語に向き合うことが大切だと思います。
せっかく勉強されたのに学ぶことを辞めてしまっては勿体無いですよね。
貴重なご意見、ありがとうございます。
実際に経験された方のご意見は非常に参考になります。
では最後に、今後ミライズ留学でセブ島留学を検討されている方々にアドバイス、メッセージがあればお願い致します。
最初の方にもお話させて頂いた通り、まずは日本語を完璧にしてから来ることが大事です。
日本語が上手に話せないと、英語もどれだけ勉強しても上達しないと思うからです。
コミュニケーションスキルを第一に、身に付けたいという思いがあるのであれば、まずは人間としてのスキルを日本で身に付けてから来てください。
挨拶は大事ですよ。
日本人は相手によって挨拶をしない人もいますけど、相手が例えば日本人であってもフィリピン人であっても相手を選ばずコミュニケーションの基礎となる挨拶を必ずしましょう。
後、英語の事前学習に関して言うと最低限の英語学習をセブ島留学までの1、2ヶ月間でしておくべきだと思います。
高校生向けの英語教材を使い、ある程度、昔に学校で習ったことを思い出しておくと、良いですよ。
ゼロからセブ島留学するのと、少し英語学習をしてからセブ島留学するのとでは全然伸びるスピードが違いますから。
最後に、留学先(フィリピン)の事をよく調べておく事。
行ってから、「こんなはずじゃなかった」と自分を苦しめない為にも大切な事だと思いますよ。
フィリピンの環境はやはり日本とは違いますから、期待しすぎない事です。
例えば行く場所によってWi-Fiが繋がらないこともあります。
逆にフィリピンにはたくさん面白いものがありますから、日本との違いを楽しむ気持ちを持ってきて下さい。
ありがとうございます。
内藤さんのお話、凄く参考になりました。
今後も世界で活躍する内藤さんをスタッフ一同、心より応援しています。

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