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〜日本の文化を英語を使って自分の言葉で伝えていくために〜

今川 多佳子 59歳 / 書家

ミライズ留学は2019年5月に新校舎に移転しました。それ以前のものは旧校舎での体験談となります。




現在どのようなお仕事をされていらっしゃいますか。
約40年書家として活動しています。主には大学の先生をしていますが、年に1,2回は百貨店の画廊などで展覧会を開催しています。 
私は書を書く上で単に文字を書くだけでなく、時代背景や書いた人の気持ちをも伝えることを大切にしています。海外では、漢字はまだまだ中国のイメージが強いので、平仮名を通じて「日本の書道」を世界中に伝えたいと思っています。

書道と英語は対局にあるようなイメージもありますが、今回はなぜミライズ留学でセブ島留学をされたのですか?
大学に外国人の英語の先生が多くおられ、先生方と今は英語を使って挨拶しか出来ないので、彼らと英語でスモールトークくらいは出来るようになりたいと思っていました。自分で展覧会を開催する際には、現在は通訳の方にお願いをしていますが、使用した道具や、何よりも字に込められて想いを自分自身の言葉で伝え、書の魅力を世界中の人々に知ってもらいたいです。
私はもうすぐ60歳になるのですが、「60歳前に大きな冒険をしてみたい」という気持ちも理由の1つですね。

確かに自分の想いは直接伝えたいですよね。それではこれまで英語はどのくらい勉強されていたのですか?
学生時代から英語は大嫌いでしたので、このまま英語と関わることなく死にたいと思っていたくらいです(笑)。しかし2年前に友人のアーティストに「外国人に自分の作品の説明をする時どうするの?」と言われまして。英語の必要性は理解していましたが、この言葉をキッカケに「このままじゃいけない」と感じました。
具体的にはまず、週に1回英会話スクールに通い始めました。本当に長い間英語に触れていなかったので、始めは何を言っているのかさっぱり分からず、毎回泣きそうになっていましたね。

英語を学ぶにあたって他にも様々な選択肢があったかと思いますが、なぜ今回社会人留学のミライズ留学を選ばれましたか?
4ヶ月前からリサーチを始め、様々な語学学校の説明会などにも行きました。
その中で私が学びたいのはTOEICなどの試験英語ではなく、「普段使える日常英会話」や「書道を伝える英語」だったので、1人1人の要望に合わせて英語学習のプログラムを作成してくれ、実践的な英会話に焦点を当てている社会人留学のミライズ留学が自分には1番合っていると思いました。

実際に社会人留学のミライズ留学でマンツーマンレッスンを受けてみていかがでしたか?
書の世界でもなかなかマニアックなアラビック書道やエジプトの書道についても先生が知っており、先生の知識の豊富さには本当に驚きましたね。また、私が英語のディスカッションのレッスンが好きだと先生に伝えると毎週必ずディスカッションのレッスンを入れてくださり、私のやりたいことに沿って、そして私の英語の苦手な点を潰すためのレッスンをしてくださいました。
1週間の人には1週間の英語学習プログラムを、1ヶ月の人には1ヶ月の英語学習プログラムを作るなど、セブ島留学の期間に合わせて英語学習のカリキュラムを作成しているとミライズ留学の先生から聞き、非常に感心しましたね。

セブ島留学で学んだ英語をどのように生かしていきたいですか?
直近では11月にアメリカ人に対して英語でプレゼンテーションをする機会があるので、社会人留学のミライズ留学で行ったプレゼンテーションを参考にしながら、通訳なしでやり遂げたいと思っています。
そして2020年の東京五輪の際には書家として外国人に対して日本文化を伝える機会が多くなりますので、その時までには英語を話すことに違和感を感じないくらいになりたいですね。この世を去る瞬間に頭の中に英語が浮かぶくらいになっていたら、「よく頑張った」と自分を褒めてあげたいですね(笑)。

今回、社会人留学のミライズ留学でセブ島留学した感想をお聞かせください。
初めての留学なので他との比較は出来ませんが、是非もう1度来たいと思っています。セブ島は日本から近く、時差もたった1時間、物価も安いので、日本人にとって気軽に行きやすい国だなと感じました。そしてグループレッスンが多い欧米での留学と比較してマンツーマンレッスンが多いセブ島留学が非常に気に入りました。
日本では家事、仕事、介護などやらなければいけないことがたくさんありますが、フィリピン・セブ島留学中は英語学習のみに集中すれば良い生活が送れ、非常に快適に過ごせました。

ありがとうございます!それでは最後に今後セブ島留学を考えている方にメッセージをお願いします。
フィリピン・セブ島はアジア圏であるにも関わらず、子供も英語を当たり前のように話しています。日本人はそのような状況にもっと危機感を持つべきだと思います。日本に素晴らしい文化があるにも関わらず、それを伝えるために1番大切であるはずのコミュニケーション能力がないのは非常に大きな問題です。もっと日本人は外に出て行くべきだと思いますし、英語を話せることが当たり前にならなければ今後世界では通用しないでしょう。
また、留学に来て異国に「住む」ということは、ただの旅行と違って「生きている感覚」を味わうことが出来ると思いましたね。何歳になっても新しいことにチャレンジする瞬間に、新たなエネルギーを得ることが出来ると感じました。だからこそ、新たなことにチャレンジして欲しいですね、どんな年齢の方であっても。
セブ島留学に来てみたらきっと英語だけでない何かを得ることが出来るのではないでしょうか。’